【どうしても触れたくない】

とても切なくて、なかなか前に進めない主人公の嶋俊亞紀とその上司外川陽介のお話なのです。
嶋は以前働いていた会社でのトラウマを抱えたまま転職をして、外川はとても悲しい過去を持っています。
そんな2人が出会い、お互いを意識し始めます。
トラウマから一歩を踏み出せない嶋は好きになってしまった外川への気持ちを一生懸命抑えようとしている様が切ないです。
上司の外川の転勤が決まり、嶋は過去に拘るあまり最悪の形で外川の好意を断るのです。
それから彼が自室で泣き崩れているシーンと、外川が転勤してからふと自分のデスクの引き出しに入っていた外川のタバコを見つけた後のシーンは涙なしでは読み進められません。
でも、その降の嶋の行動には胸がキュンキュンさせられてしまうくらい良いです。
そして、最後はハッピーエンドになるのですが、この終わり方私は好きです。
読み始めからどうなるんだろうかという不安がありましたが、最後がちゃんと収まっていてホッとして読み終える事ができるお話でした。