薫りの継承

大企業の社長である兄と、レストランを経営する義理の弟の禁断の恋が、美しいタッチで描かれています。上巻・下巻の全二巻です。

見所を2つ紹介します。
1つ目は、中村先生の麗しいイラスト。中村先生の画風は、華やかで妖艶で儚い印象を受けます。
それが、禁断の恋という今回の作品テーマによく合っていると思います。
彼女にしか描けない作品だと言えるでしょう。

2つ目は、弟が兄の妻のふりをして兄の寝所に忍び込むシーン。
そのとき、兄は目の周りに軽い火傷をしており、目に包帯を巻いた状態でした。
兄の妻の持ち物であるレースの手袋とオードトワレをまとった弟が、目隠しされた状態の兄に触れる場面は、ぞくぞくするほど官能的です。
フェティシズムを刺激される名シーンですね。
初エッチの相手は妹でも、妹の薫が彼女のふりをして寝床に忍び込むシーンがありますが、それと同じように背徳感溢れるシーンです。

2人の秘密の関係は、学生時代から始まり長いこと続きますが、やがて衝撃の結末を迎えます。
2人を待ち受けるのは破滅か救済か、続きは漫画で直接確かめてください。